スクリーンのアレコレ

ゆめ水族園の感覚刺激体験におけるプロジェクションは、オフィスなどでの通常のプロジェクションと大きく性質が異なります。
それは、映像を正確に再現するよりも、体験される方が感じられる質感を重要視します。そして、それにはスクリーンが大きく影響します。

感覚刺激体験において、スクリーンは映像投映(視覚刺激)と触れるもの(触覚刺激)の2つの感覚刺激を提供するための重要なアイテムです。

感覚刺激体験においておすすめの3つのスクリーン(寒冷紗、オーガンジー、不織布)について、特徴や使い方をご紹介します。

スクリーン
種類
寒冷紗 オーガンジー 不織布
主な特徴 透ける、軽い、丈夫 透ける、柔らかい、美しい揺れ 透けにくい、厚みや種類が豊富
元の用途 農業用の霜よけ、防虫 ドレス、舞台装飾、展示演出 養生材、工作、衛生用品
入手方法 ホームセンター、園芸店、ネットショップ 生地専門店、ネットショップ 100円ショップ、ホームセンター、ネットショップ
参考価格(1mあたりの目安) 300~500円 1,300円~ 150~300円
映像の見え方 明るいが網目が見える 鮮明で滑らか ぼんやり柔らかい
揺れやすさ 揺れる 揺れやすい 厚みにより異なる
触れた感触 やや硬め 柔らかく上質 厚みにより異なる
向いている用途 大型スクリーン、多層レイヤー 短冊、多層レイヤー、ハンドスクリーン ハンドスクリーン、背景演出
メリット 軽量、安価、大面積化しやすい 映像表現や触感に優れる 安価、明るい場所でも使える
デメリット 長尺購入が必要 高価 映像の不鮮明さ

エプソンのゆめ水族園ではこの寒冷紗をよく使います。軽いため、いろいろな場所にクリップを使って容易に設置ができ、透けるため間隔を開けてレイヤー状に配置すると映像が重なって奥行き感が出ます。

映像の見栄えや触感といった表現を重視するなら、オーガンジーを試してみましょう。

一方、不織布は、比較的透過しにくいため明るい場所でも使いやすく、枠に貼ったり手に持ったりして使うのに便利です。また不織布ならではの触感も試してみてください。

<使用例>

寒冷紗の大画面
オーガンジーや不織布のハンドスクリーン

<取り付け例>

どのスクリーンも軽いので、例えば図のような方法で簡単に取り付けできます。

フレームに釣り糸を張ってクリップで吊るす
フレームに巻き付け洗濯ばさみで固定

スクリーンに正解はありません。迷ったら、まずは身近にある白い布から始めてみませんか?

<おまけ>

「施設の色付きのカーテンに映したいけど、きちんと映りますか?」との質問をいただくことがあります。そこで、白とピンクの不織布に映して比較してみました。
色付きのスクリーンでもそれなりに映せますね。

白の不織布
ピンクの不織布