プロジェクターの“いろは”
感覚刺激体験に使うプロジェクターの“いろは”をお話しします。
こちらにプロジェクター選びの基礎知識の解説があります。参考にしてくださいね。
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- ✅ 明るさ
ゆめ水族園の感覚刺激体験では、プロジェクターに必要以上の明るさはいりません。感覚刺激体験において、できるだけ暗い部屋で映像を映すのが効果的なのですが、明るすぎるプロジェクターはその明るい映像によって部屋全体を明るくしてしまいます。
投映する部屋の広さや周りの明るさ、投映する映像の大きさ、何に投映するかによって、プロジェクターに必要な明るさは変わりますが、ゆめ水族園の感覚刺激体験のように比較的暗い環境で使用する場合は、10~15畳程度の空間では1,000ルーメン~4,000ルーメン(ルーメンとはプロジェクターが発する光の量の単位です)程度でも十分活用できると思います。ゆめ水族園で貸出ししているファンタスカーも、3,000~4,000ルーメンのプロジェクターを搭載しています。
※必要な明るさは部屋の明るさや投映サイズによって異なります。
- ✅ 解像度
プロジェクターの解像度が高いほど鮮明に表示されるので、映像のリアリティ(その場にいるような感覚)が向上します。ゆめ水族園の感覚刺激体験でももちろんリアリティは重要ですが、一般的なプロジェクターが平らなスクリーンに投映するのに対し、感覚刺激体験では投映先が施設の構造物だったり布だったり、一様な平面である必要がありません。
したがって、高解像度プロジェクターには画質向上のメリットがありますが、感覚刺激体験では投映面の条件によって解像度の差が出にくいため、一般的な学校や病院に設置されているプロジェクターでも十分に体験を実施できます。
- ✅ 色の正確さとコントラスト
ゆめ水族園の感覚刺激体験で最も重視するのは、映像とそれを再現する投映先が作り出す質感です。前述したように感覚刺激体験での投映先はさまざまで、それによって色も影響されますが、プロジェクターが投映する映像はなるべく正しい色が再現されるのが望ましいです。
また、一般的にはプロジェクターのコントラストが高いほど映像の立体感や質感を表現しやすくなります。
ちなみに、ゆめ水族園の感覚刺激体験ではスクリーンとしてしばしば半透過の布を使いますが、そこに投映された黒は透けて映像が浮き上がって見えるため、コントラストが高いと映像の臨場感が増します。
- ✅ プロジェクターを傾けて置く場合の注意点
プロジェクターには、ランプ光源のプロジェクターと、レーザーやLEDといった固体光源のプロジェクターがあります。これらにはさまざまな物理的な違いがありますが、感覚刺激体験において最も影響があるのは、プロジェクターの置き方の制限の違いです。
ランプ光源のプロジェクターは、機種によって設置角度に制限がある場合があり、天井方向への大きな傾斜投映に対応していないことがあります。
一方、固体光源のプロジェクターは比較的設置自由度が高く、天井や床への投映に対応している機種も多くあります。ただ、傾けることにばかり気を取られていると、冷却のための吸排気口をふさいでいたなんてことがあるので、プロジェクター周囲にはものを置かないようにしましょう。
まずは、使用前に取扱説明書やインターネットで確認してみてください。


- ✅ プロジェクターを置く場所と映像の大きさ
プロジェクターは、映したい場所の近くに置いて投映すれば映像は小さくなり、離れた場所に置いて投映すれば映像は大きくなります。また、ズームレンズ機能がついているプロジェクターであれば、同じ場所に置いてもテレ/ワイドを使えば映像の大きさを調整できます。さらに、同じ位置に置いても、映像のサイズや投映方向がプロジェクターによって変わります。


お持ちのプロジェクターはどんなタイプでしょうか?まずは投映してみて、何ができるか確認するところから始めてみましょう。
以上、感覚刺激体験において知っていると役立ちそうなプロジェクターの“いろは”についてお話ししてきました。
ゆめ水族園の感覚刺激体験は、多くの場合、すでにお持ちのプロジェクターでも実施可能です。まずは、お持ちのプロジェクターをいろいろと投映してみて、投映の感覚をつかんでみましょう。