どんな姿勢でもその世界を感じることができた
ゆめ水族園
野津 悦子さん
独立行政法人国立病院機構 松江医療センター
療育指導室長
重い障害がある当院の利用者さんは視線を向けられる方向は広くはありません。ゆめ水族園の空間では水平方向はもちろん、上を見上げても下に視線を下ろしても、そこには水の中を表した幻想的な世界があり、どんな姿勢でも音とともにその世界を感じることができました。普段、筋緊張が強い利用者さんの力が抜け、まさに「からだがゆるむ」時間でした。
また、会場まで出かけられない方には、ファンタスカーやスクリーンを使って病室で同じ空間を作りました。利用者さんに「もう、終わってしまうの?」と言われたことは、素敵な時間を過ごされた証だと思っています。
ゆらりすとの皆さんで作り上げる過程も同じ志がある人が集まるととても大きな力を生み出すのだと心を打たれました。
一人ひとりの感じ方で楽しめる感覚刺激体験で、それぞれの感じ方で心に響く、ゆめ水族園でした。
独立行政法人国立病院機構 松江医療センター
山陰地方では比較的大きい、重症心身障害、神経・筋疾患の方々を中心とした病院。約170名の重い障害がある方が長期にわたり入院生活を送っている。
2025年 ゆめ水族園開催 体験者数 487人